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 広村の堤防は、安政2年〜安政5年に濱口梧陵らによって作られました。延長652m、基底の巾17m、高さ3.4mに及びます。この堤防は、昭和21年12月21日の昭和南海地震の津波から広村を守りました。また、中世に畠山氏によって作られた石堤も現存しています。
 安改元年(1854)の大津波の時、小高い山にいて、津波が押し寄せるのを見た梧陵はとっさに刈り取ったばかりの稲むらに火をつけ、村人を津波から救いました。しかし、大津波に荒らされた広村の惨状はひどく、梧陵はただちに私財を投じて、広の海岸に延長652m、高さ3,4mの大防波堤を完成させました。この復旧事業によって、荒廃した村から村人が去ることなく、しかも、次代の村人の命と生活を守ることができたのです。広村堤防は、現在、国指定史跡になっています。
 毎年11月3日、津波祭りがこの前で開催され、平成17年で103回を迎えています。